サッカーJリーグ2部(J2)のコンサドーレ札幌を運営する
北海道フットボールクラブ(HFC)は、
28日の定例取締役会で2009年12月期の決算見通しを報告した。

本業のもうけを示す営業収支は入場者数が伸び悩んだことで
1億3千万円余りの赤字を見込んでいる。

これに札幌市の補助金約8100万円を加えるなどした純損益は、
4400万円のマイナスで2年連続の赤字となる見通しだ。
J2に降格した昨期は、ダビの移籍金約3億円が入り、営業収支でわずかに
黒字となる予算を組んだ。

しかし観客数が目標とした30万人を大きく下回る26万5千人にとどまり、
興行収入で1億2500万円の減。これがそのまま赤字につながった。

矢萩竹美社長は「ダビの移籍金があったものの最終利益にすることができなかった。
上位争いにシーズンを通して絡めず、これが入場者減につながった」と話している。
北海道新聞