ビッグアイ命名権応募なし 希望額引き下げも検討

 2002年のサッカーのワールドカップ(W杯)会場となった大分総合競技場
(愛称ビッグアイ)の命名権(ネーミングライツ)購入希望企業を募集していた
大分県は1日、申込期限を過ぎても応募がなかったと発表した。
 県は来春のJリーグ開幕前の契約を目標に募集を続ける。希望額の引き下げ
なども検討するという。
 県は年額約1億円、5年程度の契約を希望し、11月1日から30日まで募集して
いた。担当者は「妥当な価格設定だと思ったが、昨今の景気の状況を考えると、
各企業も広告宣伝費を抑えているのだろう」と分析している。
 ビッグアイはサッカーのJリーグ1部、大分トリニータの本拠地だが、年間2億円
以上の赤字が続いている。