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離婚原因について、羽生は自身の公式SNSで、

〈様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。(中略)現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした〉

 とつづった上で、こう記した。

〈これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました〉

 先のデスクが話を継ぐ。

「このメッセージを読む限り羽生さんは、奥さんが一般人であるというのに、メディアの報道や取材手法が過激で問題だとした上で、もう彼女や自分自身を守り切れないから離婚するしかなかった、と訴えたわけです。発表直後は世論も羽生さんに同情的なものが目立ちましたが、時がたつにつれ賛否両論が巻き起こりました。入籍からあまりに早い決断に加え、他者に責任を転嫁しているのではないか、もっと離婚前に講ずべき手段があったのでは等々、論点はさまざま。そもそも羽生の結婚発表の方法について違和感を抱いていた人々の声も目立ちます」


矢沢永吉が絶賛した才能

 違和感を抱く人の多くは、発表の文面で妻である末延さんの名が伏せられていたことを挙げる。それによって世間の反応が結婚への祝福よりも“お相手は誰か”という好奇心で占められてしまった点は否めない。

 事実、結婚発表直後から、地元・仙台の同級生や女子フィギュアスケーター、はては国民的アイドルグループに所属していた元タレントなどが次々に挙がり、報道は過熱の一途をたどっていく。そうした状況に終止符が打たれたのは、結婚発表から1カ月ほどがたった9月16日のことだった。

 まずネットメディアの「週刊女性PRIME」が匿名で末延さんのプロフィールを報じたのに続き、その3日後の19日には、彼女の出身地・山口県の地元紙「日刊新周南」がフィアンセの実名を大々的に明かしたのだ。

「名前を聞いた時、えっ、あの末延さんが結婚相手だったのかと驚きました」

 とは、さる大手芸能プロの幹部。