就活「学歴フィルター」の実態  2018 11/8 配信 DIAMOND online

● 低偏差値大学出身だと 会社説明会すら受けられないことも

「学歴フィルター」が就活生の間でうわさになり始めたのは2010年前後から。2015年に、ゆうちょ銀行の会社説明会(セミナー)において、
中堅大学の就活生によってツイッターに投稿された申し込み画面の写真2枚が物議を醸した。
1枚目の写真は、自分の所属する大学名で申し込もうとすると、画面が「満席」と表示されてしまったもの。ところが2枚目の写真は、
東京大学で申し込んだもので、「予約可能」と表示されているのだ。これによって「学歴フィルター」が実際に存在したことが明らかになり、
ネット上で炎上騒ぎとなった。


「たとえば、企業側がMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)以上の学生だけを集めた会社説明会を開催した場合、
参加した学生の間で『高学歴の人しかいないな』などとSNSなどに投稿され、うわさがすぐ広がるとイメージが悪くなります。
なので、言い方は悪いですが、平等に機会を与えている証拠として中堅大学、低偏差値大学の学生も少数ですが、
しっかり枠を設ける企業がほとんどです」


会社説明会以外に、学歴フィルターが使われているケースは、エントリーシートだろう。 特に有名企業の場合、応募が殺到するため、
すべての学生のエントリーシートをチェックする時間がない。そこで、「学歴フィルター」を通して、学生を選別するのだ。

「ある企業の人事の方から話を聞いてみると、優秀な社員の行動特性や、なぜ評価が高いのかなど、あらゆる情報を収集し、傾向を分析すると、
ある程度、学歴の高さと仕事の出来の良さが比例するという結果が出たらしいのです。そのため、やはり学歴も軽視できないと認識を改めたようです」


https://rdsig.yahoo.co.jp/media/news/cm/list/zasshi/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9oZWFkbGluZXMueWFob28uY28uanAvYXJ0aWNsZT9hPTIwMTgxMTA4LTAwMTg0NTA0LWRpYW1vbmQtYnVzX2FsbA--