>>492
程度の違いだろうけど、野球の場合は、卓球に比べて、いかに速い球を投げるか、いかに遠くまで打つかという命題が入ってくる。

対戦相手がいるという意味では、野球と卓球は同じだけれど、いかに速く、いかに遠くという要件が入ってくる分、陸上競技により近いわけだ。

つまりは、競技の特性上、野球のほうがより自分のフォームを絞り込んでいく傾向にある。
(陸上競技の選手が、いろんなフォームを習得する必然性はほとんどない。)

誤解してほしくないのは、これはあくまでも程度の違いを言っているので、卓球にだってもちろん、いかに速い球を打つかという要件はあるし、自分のフォームを絞り込むこともある。

しかし、野球に比べるとその程度が低いということ。
卓球においては、いかに来る球に対応できるかということの方がより重要だから、自分のフォームに対する絞り込みの意識もこだわりも、野球に比べればより薄い(もちろんないわけではない)。

フォームを絞り込んでいくということで言えば、バッターよりもピッチャーの方がよりその傾向が強い。
理由は明確で、ピッチャーの方がより陸上競技の条件に近いから。

まとめると、卓球、バッター、ピッチャー、陸上競技の順に、フォームによる4スタンスの分類は難しくなる。
理由は、その順に対応力が必要になってくるために、様々なフォームを身に付ける必要性があるから。

でも、それは分類が難しいというだけで、4スタンス理論が通用していないわけではない。