このスレで前のほうで
判定方法のいくつかについて「意味がない」という意見が出ている。
「体幹部を使った判定法にすべきで末端部(手とか足裏とか)で判定するのは正しくない」と言う意見も有るようだが、
むしろ正しいタイプは末端部分に現れるとも言える。
理由は「末端部分に現れるのは矯正されていない自然な動きである可能性が高いから」だ。
スポーツなどでは「これが理想の形」といったものを教えられるのが常だし、
良くない癖を直すといった目的でその人の自然な動きを矯正されることも多い。
これがその人の本来の自然な動き方や重心を矯正して変えてしまうことに繋がる。
だが「ペットボトルや携帯の持ち方を矯正された」という話は聞いたことがない。
ランナー等の場合、走るときの腕の振り方を矯正される可能性はあるだろうが、
野球やサッカー、その他の競技で腕の振り方を矯正されることはあまり無いだろう。
そのため通常はその人の自然な腕の振り方が見られるはず。
だが「身体の軸がどのように使われているか?」「重心はどこにあって、どのように動くのか?」
「重心はクロス型かパラレル型か? 前重心か後ろ重心か?」などは、フォームや身体の動き方を矯正されていたら
本来のものとは違う部分が出てきていてもおかしくない。
そう考えれば「人の自然な動き、本来の重心の癖は末端部分の方が正直に現れる」と言えるだろう。
少なくともスポーツ選手等の場合は携帯やペットボトルの持ち方や守備などでダッシュするとき(何故ダッシュ時かというと
軽いランニングよりダッシュのときの方がより本来の腕の動きが現れるから)の腕の振り方を見た方が正しいタイプが判るはず。
もうひとつ重要ポイントとして、
「力が入りやすいのは手首や足指が外屈(パラレル)か?それとも内屈(クロス)か?」をチェックすること。
以外に軽視されがちだが外屈(パラレル)するか内屈(クロス)するかというのは「力が入るための自然な形」に由来するので変えることができない。
ここは「身体は嘘をつかない」のである。
クロスかパラレルかの判定はこれがいちばんシンプルで確かな方法だと思われる。