ショーン・ホワイト

スポンサーの彼に対する厚遇ぶりは我々の想像を超える。例えば練習場。
ヘリコプターかスノーモービルでしか行けない山奥に、専用のトレーニング施設を造ったのだ。
一般人が行き来できる環境では危ないし、集中を欠くためである。ただし、現在はなくしたそうだ。

 スノーボード愛好家なら知っているであろう、カリフォルニアの代表的スノボーパーク、
マンモスマウンテンの所有者も実はショーン。世界トップレベルのパイプを持ち、
アメリカ代表オリンピックチームの公式トレーニングエリアとなるほど設備が充実しているのも
頷ける。

トップクラスのプロボーダーが年収1200万ほど、平均すると300万〜400万といわれている業界において、
ショーンはケタ違いのセレブリティである。
日本以上にスノボーカルチャーが浸透している欧米の若者にとって、憧れのXゲームズを制したショーンは
G.O.A.T.(Greatest of All Time)の1人。要するに、バスケットボールの神様と呼ばれるマイケル・ジョーダンに匹敵するカリスマなわけだ。
当然、影響力は非常に強く、大会賞金以外にも莫大なスポンサー収入があるとされている。バートンだけでなく、
アメリカ第5位の売上げを誇るターゲット・コーポレーションや、エクストリーム系の人気ファッションブランドであるボルコム、エナジードリンクの代名詞レッドブルなど、複数の大企業が彼をサポート。諸々含め、一説には年収11億を超えるとか。