>>185

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竹トンボを引っ繰り返した図を想像して下さい。
羽を板、竹ヒゴは身体の上下動に伴い重心が描く軌跡、とイメージして下さい。

フリーの場合、腰・膝・踝の三か所で均等に曲げ延ばしが出来るので、
乗り手の重心を竹ヒゴに添って上下動させるのはそれほど難しくないと思います。

アルペンの場合、腰・膝は動かせますが、踝(くるぶし)部分がほぼ固定=膝から下は板に対してほぼ固定状態となります。
なのでフリーのイメージで均等に沈んだつもりでも、実際はお尻が後方向に逃げて行く形になります。
>>185氏が体感された通り、沈み込むに伴ってどうしても重心が後方にずれて行きます。

沈み込み動作で逃げた重心を板のセンターに引き戻すには、上半身を腰の処で深く前に折り畳む事で対応できます。
極端に言えば、膝から下は板に直立、膝は90°、上半身は膝に胸が付く様に腰から折る、となります。
文字で書くと異様な姿勢に思えますが、YouTubeの動画等を視て頂けばイメージが掴めるのではないかと思います。

これには、多分RedBulのコンテスト系あたりがスローモーションが入るので判り易いかと思います。
動画を見れば気が付かれると思いますが、連続ターン中ずっとこの姿勢でいるわけではなく、
ヒールサイドターンの、必要な場面(速度・斜度・旋回半径etc)で最短時間だけ、この姿勢なのを理解下さい。

日常動作で言えば「椅子に座る動作」がこの姿勢に近いかな、と思います。
椅子を用意して、スタンスを取って、ゆっくり座ってみて下さい。
可能なら板もブーツも履いて試して見て下さい。
重心の移動方向・量の変化を意識しながら、上半身を直立〜膝に付くまで角度を変えつつ立ったり座ったり色々と動いてみて下さい。
ガスショック等で座面高さが容易に変えられるのであれば高さを変えて座って見る。
座ってから高さを変えてみる、等の操作で、よりリアルに差を感じられると思います。