★★★★ 岩手県 北上市 小学校教師 W不倫事件 ★★★★
―――公務員の悪質な違法行為を実名で批判することは合法かどうか―――


【1 事件の概要】
  「岩手県 北上市 小学校教師W不倫事件」とは、岩手県 北上市の男性公立小学校教師Sが
同僚とのW不倫や違法ダウンロードなどの悪質な違法行為を犯し、
一般市民がその違法行為を実名で批判した事件である。
約して、「岩手小学校教師W不倫事件」「岩手W不倫事件」とも呼ばれる。

【2 W不倫発覚】
  2011年5月、岩手県 北上市立 江釣子小学校に勤務する男性教師Sのメールが
ファイル共有ソフトShareにより流出した。
Shareで違法ダウンロードをしていた際にウィルスに感染したのが原因である。
教師Sが違法にダウンロードしていたのは、多数のアダルトビデオや名探偵コナンの映画などであった。
  流出したメールから、教師Sが岩手県内の別の小学校に勤務する女性教師Bと
7年間にわたってW不倫関係にあったことが判明した。
W不倫期間7年間のうち数年間は2人は同じ小学校 (岩手県 北上市立 成田小学校) に勤務していた。
W不倫期間中、SとBは共に既婚者で子供もいた。

【3 2ちゃんねるで起こった「祭り」】
  流出したメールには2人の性行為がポルノ小説のような極めて卑猥な表現で詳細に記載されていた。
また、東北大震災の被災者や、受け持ちの児童とその母親を猥褻な冗談で侮辱したメールもあった。
子供の模範となるべき小学校教師が犯した悪質で破廉恥な不祥事であったため、
このメール流出は「2ちゃんねる」などのインターネット掲示板で大きな話題となった。
  W不倫と違法ダウンロードという違法行為の事実だけではなく、
流出メールに書かれていた数多くの卑猥な表現もこの事件を大きくする一因となった。