現状で違法と思われるのは、全裸正面画像による性器・性毛の表現だが
医学目的であれば違法性が阻却される。芸術目的の場合は、表現の態様により可罰的違法性がないと思われるが、新法による判例の蓄積がされていないので、裁判をしてみないとわからない部分はある。
だが立法目的が児童の保護に置かれており、児童保護と表現の自由との比較考量で判断されるべきものであろう。
すなわち、芸術的価値が高く、児童とその保護者が芸術に深い関心と理解があり、その素材として自ら進んで裸体を提供する場合には、児童虐待等の問題が生ずる余地は少ないと思われる。
裸のモデルになった場合の、世間の見る目等の問題はあるが、それは単なるポルノと芸術を峻別する眼を養い、啓蒙していくべきでだろう。
個別的には、「神話少女」「エウロペ」などは芸術、力武作品はポルノだととらえているが、境界線はかなり判断が難しいものもある(君はキラリなど)。
有権解釈を待つべきだが、それに影響を及ぼすためにはネットの言説も大切。

今のロリdvdの氾濫は好ましくないが、規制が強すぎるとその反動が妙なところに現れることはよくあること。規制の範囲内で思い切りエロいものを作ろうとすれば、ああいう形になるのだろう。児童の人権上、由々しきことではある。

ヘア全面禁止時代に、その代替物としてロリワレメヌードが氾濫したことが想起される。