同居男性死亡事件、元少年が無罪主張 「虐待は女が行った」大津地裁初公判
2022年1月20日 11:53

 滋賀県愛荘町のアパートで、同居人の男性に虐待を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた元少年(20)の裁判員裁判の初公判が20日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれた。元少年は「共謀はしておらず、食事制限にも関与していない」と無罪を主張し、虐待は同居の無職、小林久美子(56)=同罪などで起訴=が単独で行ったと述べた。

 起訴状によると、元少年は女と共謀し、2019年6月ごろ〜同10月25日、同町東出の小林被告のアパートなどで、同居人の男性=当時(25)=に暴行を加えて重傷を負わせ、十分な食事を与えず免疫力を著しく低下させるなどして、同26日に敗血症性ショックで死亡させた、などとしている。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/715184