上昇する生涯未婚率の行方

およそ15年後の2030年、日本では男性の生涯未婚率は3割近く、女性も2倍に膨らむという。とりわけ中高年男性は4人に1人が一人暮らしになると見られている。
いま独身の30代が中高年に差しかかるからだ。では、40代、50代の単身生活はどんな暮らしなのか。『週刊東洋経済』(3月1日号)が
<独身10人 私がシングルでいる理由>で、30〜60代の中高年男女の本音をレポートしている。

 記事によると、結婚しない理由にはいくつかのパターンがあるらしい。
まず結婚そのものに関心がないケース。
金融系会社勤務の39歳サラリーマンは「一人で過ごす時間に寂しさを感じるどころか、むしろ心地よい。男女を問わず、人に興味がないんです」という。
50歳の司法書士も「(結婚は)今後もするつもりがない」と語る。
30代に2年ほど女性と暮らしたが「同棲で完全に自由なのにもかかわらず疲れて」しまったのだ。

 旅行会社勤務の54歳は趣味に忙しくて結婚どころではない。
社会人になってからもサッカーで汗を流し、30代はマウンテンバイクに凝った。
7年前からは茶道に夢中で、とうとう自宅敷地内に2000万円をかけて茶室も作ってしまった。
「探究心が強いというか、フィットすると夢中になっちゃうんです」

http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201403040029.html?iref=com_rnavi