僕の手元には親族20数名が写った写真がある
真ん中にいるのは曾祖母92歳

あえて姻族は写していない
僕らの生は彼女一人から始まっている
僕の感覚では滅多に会わない実質他人だらけだが
お婆ちゃんにとってはみんなあたしの家族だ

もちろん父親がなければ子はできないが
産み育てた母親の存在はとても重い

女性の家庭を軽んじる社会進出や男女平等
金を稼ぎさえすれば良いだろうと言う独身主義をもてはやす風潮は
完全な誤りだと僕は確信を持っている