【ライブドア・ニュース 09月05日】− AP通信によると、米マウントシナイ医科大学のエイブラハム・ ライヘンバーグ博士を中心とする共同研究チームは、イスラエル人を対象とした調査で、 父親が40歳以上の時に生まれた新生児が自閉症になる確率は、同年齢未満の父親の場合に比べて、 1.5-6倍も高いとの研究結果を発表した。同発表は4日発売の米精神医学専門誌「Archives of General Psychiatry」(アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイキアトリィ)の9月号に掲載されたもの。
■新生児の自閉症の発症率の増加 米国の研究によると、父親が40歳以上の時に生まれた新生児は自閉症や関連の症例が30歳未満の父親の場合の約6倍で、30〜39歳の父親と比較すると1.5倍以上とされている。 一方、母親については、年齢が高いと若干の影響を及ぼす可能性は排除できないものの、子どもの自閉症に発症に与える有意な影響は認められなかったとされている (米国医学専門誌「Archives of General Psychiatry」(アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイカイアトリ)2006年9月号)