秋穂は時計の国のアリスで、本の中の登場人物であり現実世界の人間ではない。各国を転々としていた=人間としてではなく本として移動していた。

【何らかの現象】により、時計の国のアリス(以下、秋穂)と現実世界のさくらとが夢の世界で繋がる。例えば「本の外に出たい」という秋穂の願いと「大切な人とずっと一緒にいたい」というさくらの願いが重なり、さくらを秋穂に、秋穂をさくらにしようとしている…とか

クリアカードは時計の国のアリスの本に登場する住人たち。クリアカードを封印する時の“固着”は、クリアカード封印の呪文であると同時に、さくら自身が時計の国のアリスとして固着していくという意味でもある。
そんなさくらのカード集めをアリスの珍道中として夢で見ている秋穂は、物語の登場人物としてではなく物語の読者(現実世界の人間)に少しずつ近づいているという表れ。
秋穂が欲しがる本とはクロウカード(さくらカード)の本であり、恐らく秋穂がソレを手にした時が秋穂とさくらが完全に入れ替わる瞬間。

モモと海渡は、クロウカードで言うところのケルベロスとユエであり、時計の国のアリスの本を封じようとしている。その為にはクロウカードのようにクリアカードを全て集める必要がある。
本の封印を最優先とする海渡らと、さくら救出を最優先とする小狼らとが物語終盤(翼の生えた龍のシーン)でぶつかるのか、はたまた共闘するのか。