ざっと見直してみたけど、例の一騎討ちでは、ヘラジカは右袈裟切りと刺突を多用。ライオンは上段を多用している。
このことから、風船を狙ってないという意見は当たらないように思われるな。
ただ、ヘラジカの最後の攻撃が左切り上げだから、ライオンの風船に当たりにくいという意見も合ってる。
ただ、強引に解釈するなら、右切り上げで左の風船を捉えることも不可能ではない。ライオンは上空で回避行動を取りにくいからね。
更に強引に解釈すれば、ライオンの風船を捉えた(引っ掛けた)切っ先が、そのまま半円を描いて、風船が反対に吹っ飛ぶこともあり得なくはない。
かなり強引だが、作中描写をあくまで遵守するなら、矛盾無く解釈することは一応可能。

一方で、最後の攻撃は双方片手攻撃だから、片手がフリーになっている。引き分けを狙ってライオンが自ら風船を潰すことも可能ではある。

最後にライオンの心理だけど、「またやろう!」と言ってるから、戦いそのものを回避しようという気持ちは無くなっていると言える。
つまり、敢えて負けるor必要性が薄くなっている訳だが、その気持ちになったタイミングがヘラジカの言葉を聞いたからか戦いが終わってからなのか明確ではない。
加えて、今後も戦いごっこを続けるにしても、勝つより引き分けの方がよい、寧ろ負けた方が良いと思った可能性はある。
上で指摘があったけど、本気で力比べをすることと、わざと負けや引き分けを狙うことは矛盾しない。
無論それは、ヘラジカをある意味で騙してることになるから、そういうのが作品のテーマにそぐわない、と否定したい視聴者もいるとは思うけど、
そもそもライオンは最初から騙すつもりだったことは忘れないでほしい。ライオン自体が作品の中でメンタル的にイレギュラーだよ。

つまり何が言いたいかというと、結局真実は全然わからん!