しかしヤンの強さは最初は歴史、特に戦史を学んできた洞察力とそれに拠る引き出しの多さのように思っていたけれど、戦術指揮官としての能力も突出しているよね。
よく考えてみれば1巻からそれは描かれているんだよな。
ビッテンフェルトのワルキューレを出すタイミングの僅かなズレを以て、艦隊をほぼ壊滅させた。
ビッテンフェルトがあそこまでやられたというのは他の相手と戦った時にはない。
バーミリオンにおいてもラインハルトを出しぬいた後の純粋な戦闘において常に主導権を取り続けている。
もしもラインハルトが純粋な戦闘能力においてヤンと互角以上なら、少なくともミュラー合流後は互角ぐらい(本当はミュラー分足したら互角以上)には持って来て置かなければならないだろう。
戦場の現場においての、相手の動きを見抜く力とそれに対応した発想をする反射神経の速度が尋常ではない(ミッターマイヤーですら先手を取られる位)。
読み合いだけではなく純粋な戦術指揮官としてもラインハルトを筆頭として他の諸将よりも抜けている。
もしも純粋な戦闘でヤンと互角にやれる可能性があるとしたら反射神経的な面も含めキルヒアイスぐらいだろうな(それも判らないが)。
読み合いで上回り、純粋な戦闘能力で上回り、と考えるとヤンの場合はA+よりも2ランク上のSSでも良いぐらいなんだよな。
ヤンがチート過ぎると言われても仕方がないな。