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【古典部シリーズ】氷菓 第198号
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0001名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 8b41-xy1w)垢版2018/09/03(月) 10:37:35.51ID:9AQqwG5a0
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冒頭に↑を二行重ねてスレ立てして下さい

米澤穂信の推理小説作品『〈古典部〉シリーズ』のTVアニメ化!
不干渉主義で“省エネ”が座右の銘の奉太郎は、成り行きで入部した「古典部」の仲間に依頼され、
日常に潜匿する不思議な謎を次々と解明していく事に。爽やかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリー!
===========掟===========
・著作権法の精神に照らして、投稿動画(公式配信を除く。)に関する話題・URL貼りは厳禁。
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・sage進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)に半角小文字で「sage」と記入。
・次スレは>>980が宣言してから立てる事。無理ならば代役を指名する事。
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●TV放映/WEB配信日程 2012年4月より放送開始!
・千葉テレビ (CTC)   毎週日曜日 24:00〜
・テレビ埼玉 (TVS)   毎週日曜日 25:00〜
・TVQ九州放送 (TVQ) 毎週日曜日 26:30〜
・テレビ神奈川 (tvk)、京都放送 (KBS) 毎週月曜日 25:00〜
・サンテレビ (SUN)   .毎週火曜日 24:00〜
・岐阜放送 (GBS)    毎週水曜日 24:15〜
・東京MXテレビ (MX)  毎週水曜日 24:30〜
・三重テレビ (MTV)   毎週金曜日 25:50〜
・日本BS放送 (BS11) 毎週金曜日 27:00〜

●スタッフ
・原作/構成協力:米澤穂信 (角川文庫刊「古典部シリーズ」から・少年エース連載)
・シリーズ構成:賀東招二       ・監督:武本康弘
・キャラクターデザイン:西屋太志  ・音響監督:鶴岡陽太
・美術監督:奥出修平         ・音楽:田中公平
・撮影監督:中上竜太         ・色彩設計:石田奈央美
・設定:唐田洋              ・アニメーション制作:京都アニメーション
・編集:重村建吾            ・製作:神山高校古典部OB会

●前スレ
【古典部シリーズ】氷菓 第197号
http://mao.2ch.net/test/read.cgi/ranimeh/1523878202/

<おいこら回避>
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0011名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ db27-JeRa)垢版2018/09/03(月) 12:46:01.22ID:e+nV0m4z0
折木さん
新スレが勃ちましたよ
0017名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ db27-JeRa)垢版2018/09/05(水) 07:14:47.02ID:teLRY3810
大日向の脱ぎたてパンティスーハースーハー・・・
0028名無しさん@お腹いっぱい。 (ガラプー KKa3-YYXy)垢版2018/09/06(木) 09:44:34.27ID:386gYrYGK
ストック足りないとか言われるけどアニオリ混ぜればいくらでも作れるだろ
一期も確かプール回とかアニオリだったはずだし
そもそも原作は大して面白くないからこだわる必要はないと思うが
0038名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 9627-HZg0)垢版2018/09/07(金) 08:10:14.53ID:8XK9Nq2P0
雛だって絵ヅラが美しかっただけで決してハッピーエンドではなかったんだから
翼で終わってもいいんじゃないかな
0078名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7741-WskA)垢版2018/09/13(木) 02:19:14.25ID:nVZx/+ud0
 夏休みに入ったある日、折木奉太郎は古典部の部室で本を読んでいた。
隣では古典部部長の千反田えるが刺繍をしている。
部室の中は夏の暑さで満たされていたが、奉太郎には比較的心地よい空間であった。

 彼にとって、えるは特に会話を必要としない相手であるが 、ふと声をかけたくなり机に本を伏せた。
「千反田、それは刺繍か?」
「ええ、しばらくやっていなかったのですが、最近また始めました」
「うまいもんだな。里志のいる手芸部にでも入ったらどうだ」
「いえ、わたしのは本当に個人的な趣味ですし、それにわたしはこの部室が大好きなんです」
「そうか」

 えるは思い出したように、バッグからお菓子を取り出した。
「これわたしが焼いたクッキーなんですけどいかがですか?」
「ああ、もらおうか」

 えるは女の子らしい包みを開けて、奉太郎に中身を渡す。
美味い。
クッキーを食べた奉太郎は、素直にそう思った。
もっとも、えるほどの料理の腕前であれば当然なのかもしれない。

 そんなことを考えながら食べていると、えるの視線に気がついた。
えるは両手で頬杖を突き、微笑みながら奉太郎を眺めている。
少々照れながら、奉太郎はえるに話しかけた。

「クッキーは美味いが、喉が渇くな」
「あ、わたしお茶も持ってきました」
ステンレスボトルのキャップに紅茶を注ぎ、えるは奉太郎の前に置いた。
奉太郎はそれを飲み干すとキャップをえるに返す。
「わたしも喉が渇いてしまいました」
えるはそう言うと、同じキャップで紅茶を飲み始める。
「ああ、おいしいです」
屈託のないその笑顔に奉太郎は気恥ずかしくなり、外に出ようと立ち上がった。

 だが慌てたためか、椅子の脚につまずいてバランスを崩し、奉太郎はえるの方へ倒れかかってしまった。
気がつくと目の前にはえるの顔がある。
黒く長い髪、紫がかった大きな瞳、そして柔らかそうな唇。
間近で見るえるは、奉太郎を魅了するのに十分過ぎるほど美しかった。
二人はしばらく見つめ合っていたが、やがてえるはその眼を閉じた。
「千反田、ち、違っ」
しかし言葉とは裏腹に、奉太郎はえるの唇へと引き寄せられていった。
0079名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7741-WskA)垢版2018/09/13(木) 02:19:32.08ID:nVZx/+ud0
 そのとき部室のドアからガタンという音がした。
二人は驚き体を離してドアの方を見ると、同じ古典部の福部里志と伊原摩耶花がドアの隙間から覗いている。

「ほらぁ。ふくちゃんが音をたてるからバレちゃったじゃない」
「ごめんごめん。でも惜しかったねえ、決定的瞬間」
「お前たち、いたのか……」
「あの、お二人はいつからそこへ……?」
「えーと、折木が立ち上がった辺りかな」
「…………きゃー!!」
えるは耳まで真っ赤にして手で顔を隠し、部室から走り去って行った。
「いやあ、覗き見するつもりはなかったんだけど、入るに入れなくてね」
「もういい。怒る気も失せた」
「ちーちゃん大丈夫かな」
「荷物がここにあるから、その内戻って来るだろう」
「じゃあ文集作り始めよっか」

 準備をしながら奉太郎は考える。
俺は千反田のことが好きなのだろうか。
そしてもし付き合うことになったら、千反田えるの後ろに見える「豪農」千反田家の重圧に耐えられるのだろうか。
そこまで考えて奉太郎は頭を振った。
家柄のことを考えるなど、エネルギーの消費が大き過ぎる。
奉太郎はえるが戻るのを待ちつつ作業を始めるのであった。
0080名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bfb6-jjCg)垢版2018/09/13(木) 02:37:05.37ID:mo2hZmP90
支援
0082名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ bfb6-jjCg)垢版2018/09/13(木) 02:53:31.26ID:mo2hZmP90
まだ続くだろうさ
友達が言ってたんだが、やり始めたことは終わらせるべきだって
0090名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 7741-Xyh5)垢版2018/09/15(土) 00:50:16.85ID:daXBzeN10
「あ、折木さんっ」
「ああ、千反田か」
「折木さんはどちらへ?」
「おまえと同じところだ」
「ふふ、やっぱり宿に来たら温泉ですね」
「千反田は温泉が好きなのか?」
「ええ! 大好きです! お肌がスベスベになりますし。折木さんも温泉お好きですか?」
「別に嫌いじゃないが 、里志のように日に何回も入るほど好きでもない」
「そうなんですか。そう言えば、福部さ……」
「ああ、風呂の入り口はここか。後でな」
「はい。折木さん、一緒に出ましょうね」
「あ、ああ」
(千反田も旅行で多少はしゃいでるようだな)
(さて、風呂に浸かるか)
(湯加減は……ふむ、丁度いい)

「きゃっ」
「ちっ、千反田!?」
「折木さん……なぜここに?」
(しまった。脱衣所だけ別で、中は一緒だったのか)
「す、すまん。今出ていく」
「お、折木さん。わたしは構いませ
ん。一緒に入りませんか?」
「あ……いや」
「恥ずかしいので、お湯に入るまでは後ろを向いててくださいね」
(これは夢か?)
(どうせいいところで目が覚めるというオチだろう)
「お待たせしました。折木さん、こっちを向いても大丈夫ですよ」
「ああ」
「いいお湯ですね」
「ああ」
「今日のお夕飯は何でしょうか」
「ああ」
「くすくす、折木さん緊張してます?」
「おまえは何でそんなに冷静なんだ」
「折木さんが信用できる方だからです」
「俺が?」
「はい。……あ、折木さんごめんなさい。わたし体を洗いますので、またむこうを向いていてくださいね」
(千反田は俺を信用してるという)
(それはそれでうれしいが、男としては果たしてどうなのだろうか)
(長いな。女が長湯というのは本当のようだ)
(うっ……目眩が……)
(だめだ、意識が薄れて……)
「折木さん? 折木さん!」


「……ここは?」
「ほーたろー気がついたかい? ここは僕たちの部屋だよ」
「俺は気を失ってたのか」
「ほーたろーが湯中りとはね。何か考え事でもしてた?」
「そうか、俺は湯船の中で…………ちょっと待て。この浴衣を着せてくれたのは里志か?」
「いいや。僕はさっきまで、摩耶花と近くを散歩していたよ。あの時間はお風呂が混浴だったからね。帰って来たときは、ほーたろーがここで寝てたってわけさ」
「混浴の時間? そんなものがあったのか……じゃあまさか俺に浴衣を着せたのは……」
「ほーたろー?」
「ああああー! 里志! なぜ混浴の時間があることを教えてくれなかったんだ! そのせいで俺は!」
「へえ、ほーたろーもそんなに気が動転するんだねえ。一体何があったんだい?」
(言えるか 、千反田にすべてを見られましたなどと! いや本当に見られたのか? くっ、気になる!!)
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