感想すっとばして19話見た
何か感想を聞きたい事があったら答えたいがまぁそんな酔狂な人は居ないだろう。

今までは気づかなかったが19話の謎解きのドラマの構成は面白いな。
カンバの嫉妬と陽毬の嫉妬と林檎の嫉妬。
多種多様な嫉妬があって嫉妬スキの私には面白い。

サネトシ先生の目的が以前見た時より分かってきたが
桃果(プリクリ)はもし日記が燃やされないまま手元に集まったらどうしてたんだろうという疑問も湧いた。


ここから一つの長い話になるが私は未だに陽毬が捨て子だった過去を忘れたロジックに共感できない。
おそらくピングドラムという作品に入れ込む入り口のはずなのに。

他作品のウテナが棺で見た夢を忘れてしまったロジックには共感出来る、王子とか魔女とか百万本の剣とかとても現実的ではないからだ、子供の夢だ。
そのロジックに共感出来たからこそ私の中でウテナという作品に説得力が生まれた。
ユリ熊嵐でも紅羽は「熊の銀子」と友達だった記憶をを忘れた、それは後に「人の銀子」と友達になる為に邪魔なものだからというロジックに気づきその残酷さも含め共感出来たからだ。
そのロジックに気づいた時からユリ熊嵐は私にとってどんなに難解だろうと他人のどんな酷い評価を目にしても最も理解したい執着の対象となる作品になった。

でもピングドラムの陽毬が忘れたロジックには少しも共感出来ない、とても現実的ではない。
生みの親に捨てられた記憶やある日突然二人の兄が増え妹になった出来事を忘れられるとは思えない、忘れた陽毬に共感出来ない。
陽毬の性格に問題があるのだろうか、それとも陽毬が箱に入れ続けた結果なのだろうか。
おそらくその共感がピングドラムという作品に入れ込む入り口のはずなのに。

ここまで書いて3歳の頃に陽毬が捨てられた事をまとめwikiで知って驚いて忘れた事に納得しかけたが
アダムとイブの話やスズの兵隊の話に自分を重ねたりsunを英語だと理解する3歳児が居てたまるかという個人的な感情、偏見が生まれた。
陽毬の生みの親はこの天才少女のどこに飽きたのだろうか。
何度も繰り返すがそんな博識で表現力豊かな子供が忘れるだろうか。
このスレに居続けるピングドラムがスキな人には目にしたくない酷い評価だろうが私にとってはリアリティが無い。
イクニさん途中で無茶だとは思わなかったのだろうか。。。

陽毬の天童っぷりに気づくとトリプルHのセンター狙う気満々だった9話には納得した。
運命に翻弄されなければ大器晩成したタイプなんだろうな、陽鞠は。
プリンセスオブクリスタルの性格の理由も含め納得しそうだが
逆に天才な陽毬は平凡な私の感情移入の対象では無いと理解したわ。。。