引っ張り出して1話観たけど、やっぱ時代が変わってる。
当時のそういう性質を持った若者ならなんでこの台詞を言うのか、なんでこんな仕草表情をし、態度をとるのかとか、これは何のメタファなのかとかがわかるんだけど、情報が集積されてない世の中で見るとたとえ同じ能力性質があっても読み取るのに相当苦戦するだろう。

このアニメも浜崎あゆみ全盛期の断定しない、否定と肯定が共存するアウフヘーベン思想の流れだけど、10代半ば頃はそういうのにかなり入れ込んで考察してた
これは俺がちょうど10代が終わったところで始まったんだけど、この3年前くらいにはもうピークは過ぎててこの時点ではもうまさに食傷気味だったんだよね
アニメでいえばlainとかブギーポップとかNOIRとかここのスレの人なら観てる人も多いと思うけど
音楽業界とかはわりとすぐ青春路線になってしまったんだけど、アニメ業界は元々アニメオタクはそういう嗜好を持った人が多かったはずてのもあって結構引っ張ってたんだよね。
これと同時期に始まってたものを見ても1年とか2年前に比べると減ってはいたんだけどね。エウレカももうちょっと違うところに行こうとしてたし、翌年のゼーガペインとかはもう主人公とかわかりやすく違ったよね
またアニメじゃなくて悪いけど、六番目の小夜子とかも今の人は観れないんじゃないかなあ

安倍作品やジュブナイルっていうキーワードが出てたんで、あ〜やっぱ出るもんだなと思ったけど
青春とはやっぱ違うところにあるし、ただ単に無機質であればいいわけではないけど、やはり当時のいくつかの要素の集合体なんだよな
これはこれで当時のテンプレで、お父さんに対してもおじいちゃんに対しても、もうそういうこと言わなくていいよって思うんだよ。