拓は小浜の乳首を舌先で責めたて、音をたてて吸いあげた。
右手は小浜の太股を這いあがった。
小浜は白い下着のなかで花弁が開いていくのを感じた。
せつないような顔をして「やさしうして……」といい、拓の袖口をつまんだ。

「実は俺、小浜裕美がずーっと好きじゃった」。
拓は耳元でそっと囁いた。
「俺、ずっと思いよった。派手な武藤の影に隠れちょったけんど、
かわいいがよ……。山尾が武藤ばっかり見ゆう横でな」。
小浜は息づかいをさらに荒くした。
拓のデニムのボタンを外し、トランクス越しに彼自身をたしかめた。
拓は快感に打ち震えながら胸のなかで繰り返した。
男もどうせ女の表面しか見んがよ……。