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極上生徒会 〜第76期生〜
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0001名無しさん@お腹いっぱい。垢版2010/11/05(金) 11:19:34ID:???0
宮神学園極大権限保有最上級生徒会
略して・・・極上生徒会!

関連サイト
極上生徒会公式サイト
ttp://www.gokujo.konami.jp/
TV東京・Anime X-press
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/anime/gokujyo/
J.C.STAFF(制作会社)
ttp://www.jcstaff.co.jp/sho-sai/goku-shokai/goku-index.htm
スタジオオルフェ(脚本家の所属会社)
ttp://homepage3.nifty.com/YO-SKE/frame.html
Zantetuken(コミック版作者のサイト)
ttp://www.mo-suke.com/
『極上生徒会』AA集
ttp://aa.tamanegi.org/anime/gokujo-seitokai/
ttp://www.geocities.jp/eternal_sisters/gokunama/
2ちゃんねるアニメ板「極上生徒会」スレッド過去ログ倉庫(仮)
ttp://perapex.sakura.ne.jp/comic/gokujo.htm
まとめサイト
ttp://gokujyo.hp.infoseek.co.jp/
避難所
ttp://yy22.kakiko.com/gokujyo/

極上生徒会 〜第75期生〜
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1246573597/
0305名無しさん@お腹いっぱい。垢版2011/05/23(月) 23:01:26.61ID:???O
えぇい……誕生日をだいぶ過ぎてしまった。


まゆら極秘の一人誕生会。

生徒会室
「滅多に手に入らない極上堂のロールケーキ。それが今、私の目の前に……!」
「誕生日おめでとう私! いただきます!!」
――シュッ
「……? 今何か……まぁいいわ。いただきます」
――シュッ
「……。きっと気のせいよ気のせい。いただきま」
――机の下から腕がにゅ〜シュッ
「す……。あはは〜気のせい気のせい……なわけないじゃない! 矩継さん!」

机の下
「はむっ……あ」モグモグ
「美味しそうね#」ビキビキ
「失礼します……」
「行かせません」ガシッ
「必殺、そろばんローラー! じゃりじゃりー」ジャリジャリー
「止めてください。くすぐったいです」

ジャリジャリージャリジャリー
「ところで購買のそろばん、在庫が無くなったのでそれが最後です」
「え、嘘」パッ
「今です脱出」シュッ
「あ、ちょっと待っ「ちなみに嘘です。では」シュンッ!
「待ちなさーい! ってもういないし……! 私のロールケーキ……もう半分も無い……およよ……」
0306名無しさん@お腹いっぱい。垢版2011/05/23(月) 23:02:05.29ID:???O
――バンっ!
「な、何!?」ビクッ
「極上生徒会! 集合!! 」
「奈々穂さん!?」

――バンっ!
「銀河久遠。ただいま到着ですわ!」
「久遠さんまで!?」

――ババンっ!
「副会長! 有事ですか!!」
「ピンチで緊急事態でエマージェンシー!」
「れいん引っ張るな! 眼鏡が!」
「!!?」

――バン!!
「ただいま到着しました! 桂みなもでーす!!」
「あらあらみなもちゃん、そんなに走っちゃダメよ」
「あぁ…………」

「シンディ、イズヒア」


――ババババーンっ!!?
「おう!! プッチャンもいるぜ!!」
「プッチャン! そんなに引っ張られると目が回っへはらほれひれ〜……」
「プッチャンさん、りのが目を回してしまったわ」
「(ぐるぐる〜パチッ)あ、おはようございます! 奏会長!」
「おはよう、りの。大丈夫?」
「はい! ちょっとびっくりしただけです」
「そう。良かった……」
「生徒会室のドアが……ボロボロじゃない……予算……しくしく」

――スタッ
「……矩継です」
――スタッ
「お待たせしました桜梅歩です!」
0307名無しさん@お腹いっぱい。垢版2011/05/23(月) 23:02:58.73ID:???O
「矩継さん……さっきはよくも……」
「あ、ごちそうさまでした。では」
「今度は逃がさないわよ……!」
「どうした、まゆら。お前が人に食って掛かるなんて珍しいな」
「私のケーキ……しくしく」
「ケーキ……って今みなもとりのが食べてるあれか?」
「え?」


「このケーキ美味しい!」
「いいなー」ジュルリ
「りのも食べちゃいなよ!」
「でも、勝手に食べちゃっていいのかな……」
「大丈夫大丈夫! 賞味期限は明日だから!」
「そっか! じゃあいただきまーす」ヒョイパクッ
「あーぁ、俺知ーらねー」
「りの、みなもちゃん、あんまり食べ過ぎちゃダメよ」
『はーい!』


「あぁ……私のロールケーキが……会長まで……」
「ざ、残念だったなまゆら。まあ……諦めた方が身のためだ。総員、着席!」
「奈々穂さん酷い……」


「ごほん。改めて、極上生徒会、全員揃ったな!」

『はい!』
「まゆら!」
「はい……しくしく」

「さて、今回集まって貰ったのは他でもない。久遠、頼んだ」
「了解ですわ。聖奈さん、あれを」
「はーい。ピッと」

――ウィーン……ガシャーン

「準備、オッケーでーす久遠さん」
「さあ、あとはこのボタンを押すだけですわ。奈々穂さん」
「分かった。では会長、お願いします」
「はい」起立ッ「あーあー、テステス」
「マイクテストは既に済んでいます会長」
「ごめんなさい……」
0308名無しさん@お腹いっぱい。垢版2011/05/23(月) 23:03:31.81ID:???O
「では、改めまして。ただいまより、『市川まゆら、誕生パーティー』を開催します」
「えっ、私?」キョトン


「ポチっと」

――ウィーン
――ウィーン
――ウィーン

――ガシャーン

『う、うわぁー……』

「すっすごーい! アユちゃん! すごいよ!」
「そうだね……ここまで大きいのはさすがに」
「あぁこんなにデカイのは俺も初めて見たぜ!」
「すごいよ小百合! ビッグビッグビッグだよ!」
「あぁ……首が痛い」
「…………」パクパク
「あらあら、香ちゃんが口をパクパクさせながら気を失っているわ」
「お姉ちゃん! そんなことよりこんなにおっきいのどうやって作ったの!?」
「どうかしら? この日の為に特別に用意させた超特大ホールケーキでしてよ」
「あぁ、正直予想以上だ……さすがだな、久遠」
「光栄ですわ、奈々穂さん」

「まゆらさん、誕生日おめでとうございます」
「ありがとうございます会長……私……」ジーン
「今日だけは全てを忘れて楽しみましょう」

ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ




そして数分後。

「って、つい会長の笑顔に誤魔化されるところだったわ」
0309名無しさん@お腹いっぱい。垢版2011/05/23(月) 23:04:06.58ID:???O
「あのー、奈々穂さん」
「どうしたまゆら。ケーキが口に合わなかったか……?」
「ケーキは美味しいです。じゃなくて」
「なんだ。何か不満でもあるのか」
「いえ、お気持ちは大変、ありがたいんですが、予算! そう予算はどうしたんですか」
「予算? あぁ、すまん。さっき久遠に聞いたんだがざっとピーピーピー円だ」
「ピーピーピー円……あぁ………………ブクブク」バッターン


「わぁァァァァ! まゆら先輩が泡を吹いて倒れちゃった!! どうしよプッチャン!!」
「正直、お前にはどうしようもないな。ジッとしてろって」
「そんなことないもん! ってうわぁ!」ツマヅキッ ついでにケーキにベチャッ
「りののおバカ!! ったくどうしようもないなお前は!」
「あ、このクリーム美味しいよプッチャン!」
「はぁ? もうお前には付き合ってられねえ……」

「琴葉、桜梅さん。まゆらさんを保健室へ!」
「了解」
「了解しました」

「……やっぱりちょっと遣い過ぎちゃったかしら……」
「とは言え今更どうしようもありませんし、仕方ないですわよ聖奈さん」
「それもそうですね。みなもちゃん、お姉ちゃんにもちょっとくれるかなー」
「そこにあるのに自分で取ればいいじゃん! まあいいけど。はい」
「もう素直じゃないんだから。でもありがとう、みなもちゃん」

ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ


そして保健室。
「あ、目が覚めた」
「ん……あれ、わかな先生? 私何を……」
「市川さん。あなた、酷くうなされてたわよ」
「えぇ……酷い夢を見たんです……生徒会の皆さんが私に内緒でピーピーピー円も……」
「あぁ、バースデーケーキの話? ちなみに、あのでっかいケーキ。もう一つあるのよ?」
「そうなんですか……ってえぇあのケーキは夢じゃ」
「何言ってるのよ。現実よげ・ん・じ・つ」
「え……そんな……あぁ…………キュウ」バッターン
「あぁあぁ、しょうがない子ね」



その日まゆらが目を覚ますことはなかったと言う……。
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