文章はとても面白かったりするのですが、とにかくセリフ量が多くどう映像化したものかと悩むことが多いんですよ現場としては。
多くの場合TVアニメは1話約20分で300カット弱、平均して1カットあたり6秒で構成されていますが、10〜20秒ずっとセリフのカットが
ザラにあったりするんです。

本当に台詞が多くてびっくりする、映像作品用に書き下ろした脚本でこれってアホかと。そして何よりその文章が「薄い」困ったものです。
これね、現代は不安な人が多いんですよね、映像だけで表現するのに不安がある。これは絵だけで表現する自信がないと言ってるのと同じ、
つまり文章の優劣を問題にする人間は総じて役立たずなんですよ。映像に自信がないから文章に拘る。誰でも解る理屈です。