高畑勲って人はなんであんなに「ものすごい監督」ってコンセンサスがあるのか正直よく分かんないんだよな
大塚康生の書いたNEMOの本によると東映からAプロに来た時は既に「ものすごい人」扱いだったみたいだったんだが
しかしあの時点で特徴的な作品といったら「太陽の王子ホルスの大冒険」しか無くてしかも興行は芳しく無い
「ものすごい人」扱いされるほどの実績があった様には思えないんだよな
その後の作品としては「ルパン三世」や「パンダコパンダ」日本アニメーションで「アルプスの少女ハイジ」や
「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」があってどれもいい作品ではあるけどあの当時はちまたでは高畑勲は
知る人ぞ知るみたいな感じだった
高畑勲が誰でもが知る名監督で定着したのってぶっちゃけあの宮崎駿の師匠って感じで
まっとうに作品評価されるのも宮崎駿の稼いだ金で作った大作からだよなあ
そういう経過を俯瞰すると大塚康生が書くような東映退社なんて早い時点で「ものすごい監督」で業界では通っていたのが何故なのか
どうも謎なんだ