週刊化の時代になってからは、月刊誌の仕事を減らしたこと。
虫プロでアトムを始めてしまってからは、多忙に輪をかけててんやわんやになったこと。
連載の漫画もおそらくかなりアシスタントの手による割合が増えたのだろうと推定される。

なかよし版のリボンの騎士は、メルヘン度の観点からは少女クラブ版にかなわないと
感じる。活劇的や劇画的性格が増してきているのは確かだけれども。
少女クラブ版のようにオールカラーじゃないし、たぶん雑誌面も大きくなってないか?
 リボンの騎士はワンクールで一社提供のスポンサーのサンスター歯磨きが
降りたし、たぶん2クール目までに米NBCに持ち掛けたが、購入を断られて
しまったこともあるのか、1話完結のエピソードではない4連作品などが目立つ。
(一応、虫プロジャングル大帝にも二話完結のエピソードがあったりもしたが。)
4話つないで作れたなら90分ものぐらいになるので、劇場用の長編(といっても
2時間ものや3時間ものではないが)に(たとえば白雪姫などに)匹敵する。

なぜなかよし連載では第1部完(=連載打ち切り)なのかは、
当時の内情に詳しい人にお尋ねしたいところなのだが、
思うに、ずるずるぐだぐだ的な話の引き延ばし傾向的になって
しまい、収束が付かなくなったから辞めたのか、
あるいは連載時に人気が凋落したのかな?
 どうおもうかね?