第11話の眠りの精のあたりで、視聴率が予定の半分程度で振るわないから
スポンサーのサンスター歯磨きから、1クールでスポンスを打ち切りする
という通告が出て来て、衝撃が走ったのであった。
当時の人気が頂点に達してたシャボン玉ホリデーにぶつけたことが
良くなかったのだが、日曜日のゴールデンタイムだから、スポンス料金も
高かったはずで、サンスター歯磨きとしても、期待外れの視聴率では
収まりが付かなかったのだろう。カラーで放送されてはいたが、
それをカラーで見られた世帯はまだほとんどいなかった。
ジャングル大帝の場合にはカラーテレビを製造販売する三洋電機だった
から理屈は立ったが、カラーだから3倍とも言われた価格を出すだけの
メリットが無かったのだ。それで1クール13話でもって時間と曜日を変えて、
複数スポンサーの乗り合い方式で提供し、そのスポンス料金で不足した
製作資金はフジテレビから借金をして凌ぐことになった。
放送を延期する方法も考えられたが、マーチャンダイジングの関係で
1年間放送とあらかじめ想定した契約になっていたために、莫大な違約金が
発生するので、それよりは借金をしてでも放送を継続する道を選ばざるを
得なかったという。(私が思うに、リボンの騎士のテレビ版は、このような
事態になったので、それでも途中2クールまでで打ち切りになってしまう
可能性を想定して放送エピソードを構成したように思える。つまり現在の
エピソーオ番号25話の「王様バンザイ!!」までの話でひととおり終わりだ
というパターンも考えられていたのではあるまいか。)