第10話「サファイアのカーニバル」の中で、
フランツはサファイアに、「お城の中にばかりいないでたまには
外に出て遊ばないと、王子のうちに遊んでおかないと将来王様に
なったら毎日がたいくつで面白いことなんかできなくなるんだぜ」
などと、遊び人として日々を気楽に過ごすことを提案するが、
サファイアはそれどころではない、
「悪いナイロンやジュラルミンがいつも僕を殺そうとするんだもの」
などとフランツに対してサファイアはそんなことをあっさりと
「愚痴」をこぼしていたりもする。
そうしてその後には、フランツはナイロンたちがチンクを拉致して
どこかの工場のようなところに押し込めてしまえと言っていたよと
サファイアに伝えたり、サファイアが山車の心臓部に乗り込んで
いって捕まっていたチンクを発見したときに、フランツもそこに
乗り込んで来て、人形を壊そうと協力する、そうしてあわや爆発の
危機のときに、間一髪で三人は脱出して難を免れる。この回でもって
フランツは,サファイアが常日頃から命を狙われている立場にある
ことを完全に理解した。