>>588の続き
(原作引用)

「お金が無くなりましたのでフランスへ行かずにギリシャへ向かいました。その方が旅費が安かったのです。
写真器械を持っていたお父様はアテナの町で人々の写真を撮り、これで私たちは暮らしました。
お父様はそれから家馬車と、私を救ってくれた驢馬のパリカールとを買い、
道々写真を撮りながら陸路をフランスへ帰ろうとなさいました・・・


全財産を失った訳ではないのでギリシアまで行って、ソコでは生業を活かして移動手段も確保できている。
里心が付いたのでフランスを目指しはしたのだろうが、別段急ぐ必要もなかったのでは、と思える。
写真撮ったり、バルカン各地の山岳帯で薬草をセッセと探して売り捌いてもいいんだし。
或いは、各地の風物誌なんかも出版して、旅行書好きのビルフラン翁も読んだの鴨試練し、
オレリも涙しながら読み聞かせたんじゃないかな。
フィリプ弁護士の情報収集に掛からなかったのは当然に、匿名出版だったからだね。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nem/perrine/perrine_edomon.html
> エドモンの光と影・・・まず、原作の方で、 『エドモンはひどい贅沢と甚だしい散財をしたため・・・//

HPはいつも、興味深く閲覧させていただいておりますし、原作データは貴重な資料かと存じます。
なお、影は消したいと考えています。或いは、
「仕事のことでお父様と仲違い:原作」「よく意見の衝突があった:アニメ」とロザリーが語った、
事業方針上での見解の相違を、エドモン氏の影にしたく考えています。
若くエネルギッシュな息子の方針は、老練な父のそれには及ばず、息子発意の設備事業投資は、
結果として「ひどい贅沢と甚だしい散財」となってしまい、それが彼の影かな、と思います。
スエズでも、まだ若かった彼は、その影、見解の相違からは免れなかった、ということだったかと。

> うわべは父の工場の苧を買いに、しかし実際は懲らしめとしてインドへやられた//
>>532のように考えておりますです、それに付きましては。