>>441
別に潔癖を求めているわけじゃないんだよな
同じ年代の男子を一度に100人生産できる実業家というのは
どう考えても読者に引っ掛かりを与えることで不自然なのだが、そこをあえて描いてるのは意味があるはず
(現実的には支援を受けて暮らしてるような後進国の難民の方が子沢山)

そして主人公達は、ここの読者と同様シンクロして嫌悪したように光政を憎んだが
アテナは父親を憎む事をしないで欲しいと言う
子供を作るのは悪いこと、強欲で贅沢な糾弾されるべきことという昨今の価値感は何なのか
その点についてもテーマのある話だと思うんだよね原作の星矢は
主に中1男子を対象にした読み物としてもね

それと1人の人物がアナログ作業でせっせとズコバコじゃなく、人工生産なら清潔というのも
当時の価値感では全然違うんだよ
人工授精やクローンは倫理的に問題があるという論調または神に対する不潔とする傾向だった
しかしそうした批判してきたがために現在先進各国では少子化になりつつあるわけで
批難する事がインテリだの上から目線で何でもイチャモンつけたもん勝ち
これこそ人の生き方の自由を阻む差別的潔癖思想であり非クリエイトだったのには違いないわけだよ
多産の制限と同時に、世界では人手が無く人身売買が起こっている事も原作は描いてる(エスメラルダね)

星矢を読んでかわいそうな子供達について同じ年の読者の子供たちが考える事が重要なんだよな
教育を受けられて健康である金持ちが、どんな手を使っても多産である事が実は貧困を救うのではないか?
反省し学び知恵をふりしぼって前に進む人間ほど価値のある存在はないとアテナは言っているんだろうと思う
ゆえにアテナは神の目線で「嫌うべきはそんなことではなく、一方的に憎んで潰すということに他ならない」
と言っているのだと感じた次第