ちょうど二階にいたセディにもその悲鳴が聞こえた。
セディ「ブリジット、どうしたのかなあ〜?何か恐ろしいものにでも
出くわした声を出していたようだけど…」
心配になり、すぐに風呂場の方へ行ってみた。

そこへ家族全員が集まっていた。
セディ「どうしたの?みんな。ブリジットの悲鳴らしき声が
聞こえたみたいだけど…」

伯爵「だから誤解じゃよ」
ブリジットは泣いていた。
ローズィ「御前が…覗き?」
セディ「お祖父さん、もしかして見ちゃったの?」
伯爵「セドリックまでそのようなことを…だから違う!誤解じゃわしはとらんよ。
わしはトイレに来ただけじゃ。それ以上のそれ以下でもない」

ハビシャム「確かに御前はトイレに行ってそしてお茶の準備を頼んで来ると行って
書斎を出て行かれましたけど…」
セディ「本当にそれだけなの?」
伯爵「本当じゃとも」
伯爵はかなり真面目な表情でそう言った。

セディ「ブリジット、お祖父さんがそんなことするわけないよ。僕が保障する」
ブリジット「セディ…」
セディ「ブリジット、人を信じることも大事だよ」
ブリジットはその言葉を信用することにした。
ブリジット「伯爵様、疑ってすいませんでした」
伯爵「お、わかってもらえばそれでよい。2人とも部屋に戻りなさい」
そう言われた2人は二階のセディの部屋へと戻って行った。