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部屋に戻ったセディはブリジットにこう言った。
セディ「ねえブリジット、ロンドンのでの生活って楽しい?」
ブリジット「そうねえ…、ここと比べて便利といえば便利だけど乗馬はできないし、
人間関係も築きにくいわね。都会ってそんなところよ。
そういえばセディも大都会のニューヨークで生まれ育ったんでしょ?」
セディ「え〜?でも人間関係が築きにくいとか思ったことないよ。ホッブスさんや
サラさん、それから編集長のアレックさんだって親切だったし…」
ブリジット「まあセディならどこでもすぐお友達になれるからあまり感じないかもね。
…でも、さすがのセディでもロンドンは馴染めないと思うわ。
イギリスの紳士淑女はみんなツンツンしているから」
セディ「ツンツン?…うーん、せっかく別送でも作ってもらってロンドンに
住んでみようかなあって思ったのに…」
セディは少々がっかりした様子だった。ブリジットは呆れてこう言った。
ブリジット「あなた、何もロンドンに別荘を作らなくても御前もロンドンに別宅はあるし、
ハビシャムさんの自宅だってあるからこれ以上、お家なんていらないでしょ?」
セディ「あ、そうか。アハハハ(笑)」
ブリジット「もう、バカねえ…(笑)」

ブリジット「…それにしても何でそんなことを聞くの?」
セディ「ああ、それはだね、この間、アメリカの帰りにハビシャムさんの家に
立ち寄ったとき、数日ロンドンに居てロンドンに住んでみようかなあ?
って思ったんだよ」
ブリジット「私の家に来なさいといいたいところだけどお母様があの調子では、
あなたを受け入れないし、ハビシャムさんの家に住んだらと言ってもこっちには
御前もいるし、アニーおばさんだって慣れないロンドンでは病気に
なってしまうかもしれないわね」
セディ「じゃあ(コンスタンシア)おばあさまのところに居候するよw」
ブリジット「その手があったか…」