>>233
ハビシャムもアニーとともに自分たちの部屋で就寝の支度をしていた。
ハビシャム「アニー、メロン夫人が一人で御前の看病をしている。
メロン夫人も疲れてしまって倒れられたのでは御前と共倒れになってしまう。
夜中になってしまうかも知れなくて申しわけないが、途中で交代を
お願いしたいのだけど、いいかな?」
アニー「あなたのお願いなら、いえ、言われなくてもメロンさんの
お手伝いをしますわ」
ハビシャム「もし私がいない間にウェリントン夫人がここへ来ても私を通して
から面会に来てくださいとお断りしておいて欲しい。心配なら私の事務所の者を
ここへ来させるから」
アニー「わかりました。明日はあなたもセディと共にドリンコートへ行かれるし、
オリヴァーも仕事でブリストルへ行くのですものね。伯爵以外、女性だけに
なってしまうわ。あなたの事務所の方が来ていただけるのなら心強いわ」
ハビシャム「明日、一度事務所へ行ってドリンコートへ持って行く書類を
取ってくる。そのついでに連れてくるよ」

アニー「あなた、くれぐれも無理をなさらないでね」
ハビシャム「ああ、わかっているよ」
そう言ってアニーとハビシャムは濃厚なディープキスをした。