>>232
セディは伯爵の枕元まで行った。
伯爵「どうした?わしのことが心配できたのか?」
セディ「ええ。お祖父さん、苦しそうな声を出していたみたいなので
トイレに来たついでに立ち寄ったんです。
伯爵「あ…、おう、そうであったか」
熱は下がらなかったがことメロンになるとついついベッドインを
要求してしまうのであった。
伯爵「でもな、案外わしはしぶといぞw。お前が心配するほどではない。
だから今日は心配しないでもう寝ろ」
セディ「母さんは2、3日で良くなるといっていましたがでも心配です。
僕は一足先にハビシャムさんとドリンコートへ行っています」
伯爵「おお、そうか。それは良いことだな。あとからわしもメロン夫人と
追いかける。今日、あったことはまあ、何とかなる。そなたは何も心配する
ことはないぞ」
伯爵はセディが明日ハビシャムとドリンコート城へ行くとは聞いたがまさか
セディとハビシャムだけで行くとは思ってもいなかった。てっきりアニーも
一緒に行くものだと思い込んでいたのである。
伯爵「だから心配しないで、部屋に戻りなさい」
セディ「はい。メロンおばさんも無理しないでくださいよ」
メロン「おやさしいお言葉をかけていただき、ありがとうございます」
セディ「じゃあ、おやすみなさい」
伯爵「ああ、おやすみ」
そう言ってセディは自分の部屋へ戻っていった。