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一方、セディはハビシャムの家でエリザベスからイギリスの歴史の講義を受けていた。
エリザベス「我が大英帝国ではジョーシ一世以来、首相が王様に代わり政治を行って
います。初代の首相はロバート・ウォルポール伯爵。現在のハノーヴァー王朝最初の
王、ジョージ一世に始めて導入されたのが首相制です。それでは若君、現在の
イギリスの王様の名前はご存知ですか?」
セディはしばらく考えていた。

セディ「うーん、アメリカの大統領なら知っているんだけどなあ〜。
アメリカの大統領ならトランプ…
いいえ、ベンジャミン・ハリソンさんです。イギリスの王様は
去年、教わったのだけど…えーと、えーと、、あっ、思い出した!
ヴィクトリア女王陛下です」
エリザベス「そうです。それでは首相の名前はわかりますか?」
これまたセディは考えた。
セディ「アベ…w。わかりません」
エリザベス「ロバート・ガスコン・セシル、ソールズベリー侯爵です。
ところで若君、アベって言いかけたようですが?」
セディ「アヴェ・マリアって言いそうになっただけです。エヘッ」
エリザベス「よろしいです。現在、我が大英帝国はインドを拠点として
世界中に領土を保有しています」
セディは驚いてた。
セディ「先生」
エリザベス「何でしょうか?」
セディ「アメリカもイギリスから独立したってご存知ですか?」
エリザベス「はい、知っていますよ」