AIによる彩色システムがディープニューラルネット技術の進歩で可能になると、
非常に複雑な背景画や、はじめて登場するキャラクターなどでは少し困難が
あるが、画像として映っているものが何であるかを認識して、色設定表を参考に
したり、膨大な背景データーベースを参考にして、色を塗り直してリニューアル
する、そういうシステムが可能になるかもしれない。
 昔につくられた低解像度のデジタルビデオフィルムのマスターが残っている
だけで、フィルムが劣化したりなどで処分されてしまったものでも、AIソフトが
輪郭をトレースし直して、解像度を上げる処理をして、退色した色を自動で
復元してまるで昨日撮影されてきたようにリニューアルできる、そういう時代が
20年以内に可能ではないかと思うのです。