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搭乗員はスキルを持った貴重な人材なので、出来るだけ
助ける努力を各国ともしていた。

例えば・・・

バトル・オブ・ブリテンでは、英独双方ともに水上機や
軽快艦艇が搭乗員を敵味方問わず救助している。敵も
助けるのは、騎士道精神みたいな所もあるが、正味は
簡単に捕虜にできるからだろう。

日本海軍も、ガダルカナル攻撃の際はラバウルまで距離
があるので、駆逐艦や水上機母艦を主要飛行経路下に
配置して対応した。勝ち戦の頃はこういうこともやっていた。

特殊なものでは、航続距離の足らない攻撃機(99艦爆)を
ガダルカナル攻撃に出し、戦闘区域外に「予定着水海面」
を設定して、そこに搭乗員を不時着水させ、待機している
駆逐艦や飛行艇で収容した(3ペア帰還、6ペア未帰還)。

アメリカは潜水艦やカタリナ飛行艇で救助任務の部隊を
設定している。アメさんは金持ちだから、大々的にやって
いるね。「税金かけた搭乗員には最後まで戦ってもらう」
というスタンスが良くわかる。

「音速雷撃隊」では、主人公が長距離偵察の二式大艇に
拾われたことになっているが、禿しく運が良すぎる。

実際「運がいいな」と言われているけど。