2006世界バレー プロデューサー&チーフディレクターの「スポーツBIG対談!!」
http://blog.goo.ne.jp/manken3/e/5ee961b51e312ec3575173985ce7e927

22試合の平均視聴率が16.2%!
2006世界バレーを大成功へと導いたプロデューサーとチーフディレクターのガチンコ対談がついに実現!
WaTとモーニング娘。の歌に隠された秘密とは?高視聴率の意外な理由とは?
最先端のスポーツ中継のリアル《現実》が赤裸々に語られる!!


安江:
改めてお疲れ様でした。

古山:
お疲れ様でした。


(中略)


安江:
単純に日本で放送しているものだけではないからね。
あとバレーボールの場合は会場のイベントも「作る」ことになるからちょっと特殊だよね。

古山:
そうですね。

安江:
最終日、日本戦終了30分後に始まったブラジル対ポーランドの男子決勝戦はすごかったね。
たった30分の間に会場が日本じゃなくなった。
国民性の違いなのか、ブラジル人なんかは一気にボルテージが上がっていくんだよね。
でも日本人は背中押してあげないと、そういう環境を作ってあげないとやっぱり自分たちでは盛り上がり切れないところがある。

古山:
バレーボールの場合はサッカーや野球とは違いますから。

安江:
バレーボールはほかのスポーツとはちょっと違う。
観客の7割、8割が女性という事も理由としてあるんだろうけど・・・。
自然発生的な地鳴りのような歓声にはなかなか会場がたどり着かない。
だからちょっとだけ背中を最初に押してあげる。

日本のバレーボール会場では常に競技以外のプラスアルファが供給されてきたから
それが現場にないと逆に観客にも違和感がある。

照明落として、ライティング演出を会場に施して、歌を大音量でコンサートと同じだけ出して
短時間でボルテージが上がる環境を作ってあげる。

そういう意味では「歌」というのは非常に短時間で、観客の心を一つにするのにはすごく重要なファクターだよね。
O.Aが始まったときにはボルテージは最高潮に達していてほしいからね。

古山:
あれで、会場の空気ができる。