『選択』2017年12月号 「ラグビー人気 萎えさせたのは誰か」

以下一部引用

薫田はその能力のなさを理由にジョーンズからアシスタントコーチを解任されるや、19年W杯日本代表戦略室長に就任する。アシスタントコーチ以上に日本W杯
に影響力を持つ人事にジョーンズは半ば呆れ、怒りを顕わにした。筆者はジョーンズがラグビー関係者に送ったメールを見せてもらったことがある。
「FUCK」とやや下品な言葉で始まるそのメールには、こう書かれていた。
「戦略なんてこれっぽちも考えられない人間に戦略室長?協会は狂ってる。薫田がトップに行く日本ラグビーに未来はない」
(続く)

164 名前:名無し for all, all for 名無し (ワッチョイ dfb4-3tXo [157.107.8.99])[sage] 投稿日:2018/01/11(木) 00:30:36.84 ID:uzEXPpNl0 [2/5]
(続き)
この薫田人事が、ジョーンズが日本を去った原因の一つであった。薫田を引き上げたのは当時、来る東京オリンピック・パラリンピック(20年)のメイン会場となる新国立競技場の事業主体である文部科学省関連団体、
日本スポーツ振興センター(JSC)の理事長だった河野一郎だ。現在も日本ラグビー協会副会長を務める河野は、新国立競技場の建設見直しのA級戦犯にもかかわらず、今もってラグビー協会に隠然たる影響力を
持っている。それはなぜか?河野が寄り添う森喜朗が後見人となっているからだ。
(続く)

165 名前:名無し for all, all for 名無し (ワッチョイ dfb4-3tXo [157.107.8.99])[sage] 投稿日:2018/01/11(木) 00:34:32.55 ID:uzEXPpNl0 [3/5]
(続き)
森を頂点とする国内派に対抗し、ジョーンズを支え、世界最高峰のラグビーリーグ「スーパーラグビー」に日本チーム「サンウルブス」を参加させることなどを推し進めたのが当時の協会専務理事(後の副会長)矢部達三、
同じく15人制日本代表のゼネラルマネージャーだった岩渕健輔らだった。
森ら国内派はトップリーグの選手を集めた「サンウルブス」のスーパーラグビー参加に徹底的に反対していた。それは、選手の給与を払っているトップリーグ起業幹部らからの陳情が相次いだためだ。
「サラリーを払っているのにチームとは関係のない海外でやられてもチームには何のメリットもない。怪我でもされたら目も当てられなくなる」(トップリーグ幹部)
(続く)

166 名前:名無し for all, all for 名無し (ワッチョイ dfb4-3tXo [157.107.8.99])[sage] 投稿日:2018/01/11(木) 00:38:21.50 ID:uzEXPpNl0 [4/5]
(続き)
森は自書「遺言」でサンウルブスについて、スーパーリーグとの契約など自ら与り知らぬと前置きして、参加を進めた矢部を次のように批判している。「サンウルブスとの契約の責任を取って、少しでもいいから利益を協会に返してくれ。
それだけみんなの前で約束しなさい。そうしないだったら、もう辞めなさい」
この森の予言(?)通り、矢部は協会副会長を16年3月で辞任する。森は自書で矢部の進退を辞任としているが、実態は違う。突如招集された役員会で矢部の解任決議が出されての解任劇だった。日本チームの参加を大々的に謳ったスーパーラグビー
のポスターを森が破り捨てたことは知る人ぞ知るエピソードである。
(続く)

167 名前:名無し for all, all for 名無し (ワッチョイ dfb4-3tXo [157.107.8.99])[sage] 投稿日:2018/01/11(木) 00:40:10.78 ID:uzEXPpNl0 [5/5]
(中略)
トップリーグの東芝は、W杯後の撤退を内々に決めている。NTTドコモも検討中という。森の刎頚の友であるキヤノン会長の御手洗富士夫も、森が協会から去ればラグビーチームを維持する理由はなくなるだろう。
(以下略)