父は再婚もせずに私を育ててくれました。
私は中学二年のときから、毎晩、父の相手をしていました。
最初はよくわからなかったのですが、父が優しく手ほどきをしてくれて、
何しろ大好きな父が相手でしたから、 私も嬉しくて、素直な気持ちで相手をしました。
父はとても上手で、いろんな角度から私を攻めてきました。
私も父の弱い角度から攻めたり、そんなことを二人で朝まで続けてしまったこともあります。
そんな父もすでに亡くなりました。
今では父親となった私は、当時に思いを馳せながら、
嫁だけではなく、中学生になった息子も相手にしています。
嫁と息子がするのを見るのも好きです。
息子もとても上手になり、あの瞬間にはいつも嬉しそうに声を上げます。
「王手!」と。