>>414
「はぁはぁ」
翠星石は息を荒くしてぐったりしている。
そんな彼女をデュードは助走をつけて、キックした。
「アホが!お前バカじゃないの!?こんな言うことも聞けないのかよ!」
翠星石は壁に打ち付けられ、体を痙攣させながら、両手で起き上がろうとしている。
「す、翠星石にはわからないですぅ。っぎゃ!」
デュードは携帯を片手に苦しむ彼女を踏みつけにした。
「てめえをブチ壊すには俺一人じゃ勿体ねえ。あいつらを呼ぶぜ」
デュードは携帯に番号を打ち込み、コールする。
「一体誰を?」
「なあに。てめえが良く知る相手だよ。お、繋がった。」
受話口にガチャリという音が鳴る。
「あ、トニー?俺だよデュードだよ。俺の家にいるクズがまた喚いてるからお前も来いよ。あ、ジャックもつれてこいよ。ああ、じゃあな」
”トニー”、”ジャック”、その二人の名前を聞いた瞬間、翠星石の顔は青ざめた。
「あ、あの二人を連れてくるのですか?い、いやですぅ!」
「わめくなよクズ。てめえに地獄を味合わせてやるよ」
トニーは元軍人で、暴力に関してはかなりの残虐性を持ち、ジャックは連邦捜査官で、元CIA、拷問のプロである。
この二人にキチガイデュードが加わったら果たして翠星石はどのようなことになるのであろうか。

The End