2018年09月16日07:00
神になったサル『ホモ・デウス』は、何を目標に生きれば良いのか。
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51550560.html

【ニコ生】『岡田斗司夫ブロマガチャンネル』
今夜 20:00〜21:30 岡田斗司夫ゼミ#248
http://live.ni covideo.jp/gate/lv315563662

今夜のニコ生ゼミは、『ホモ・デウス』を取り上げます。

『ホモ・デウス』は、以前、解説して大評判だった『サピエンス全史』の作者が書いた最新作です。
発売前からアメリカで『サピエンス全史』を超える内容と大評判になっていた本です。

”ホモ・サピエンス”は”知恵あるサル”という意味です。
デウスは神ですので、”ホモ・デウス”は、”神になったサル”という意味になります。

まず冒頭で、「人類の歴史は、そのほとんどが三つの苦労を乗り越えるための歴史だった」と語られます。
それは、戦争・飢餓・伝染病の三つです。
この三つの苦労からいかに逃れるか、という戦いが、人類の歴史だったのです。

だから、結婚制度も、親戚づきあいも、その他、人間の本能と思われている習慣のほとんどが、
この三つのリスクをいかに減らすか、という目的で編み出されたものと言えます。

それどころか、宗教とか、国家とか、民族とか、貨幣が作られたのも、
ほとんど全て、この三つの苦痛を減らすために作られたものなのです。

その戦いがいかに大変だったかが、第一章の冒頭でまず語られます。
そして、第一章の最後で、実は、その心配をしなくてよくなったという事実が明かされます。