2018年09月12日07:00
子供には教えてはいけないトトロの正体・3 「なぜトトロ族は滅んだのか?」
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51550431.html

 じゃあ、なんでトトロ族が滅んだのかの話をしましょう。

 これを見てください。

(パネルを見せる) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/c/a/ca1fa977.png

 これは、2万年前の日本の地図です。
 この時代の日本は日本列島ではなく“日本半島”だったんです。
大陸から弓状に突き出した部分、これが縄文以前の日本です。

 当時は日本海というのがなく、巨大な湖があるだけで、
北海道、本州、九州、四国は全てひとかたまりになっていました。

朝鮮半島との境界も、海峡によって別れていたのではなく、大きめの河が1本流れていただけ。
そして、北海道とシベリアの辺りは完全に繋がっています。
 これが2万年前の日本です。瀬戸内海もありません。

 当時の日本半島は、今の日本列島と比べると、メチャクチャ面積が広かったんですよ。
 そして、そんな広大な日本半島だったからこそ、巨大な“照葉樹林”や“落葉広葉樹林”
というのを維持することができたんです。

 「古代日本は大きな森だった」というのは、2万年前の巨大な日本半島だった時代を指しているんです。
今の日本列島では、このような巨大な森を維持することはできません。

 日本が半島だった時代は、本当に巨大な大地だけがある状態だったんです。
だからこそ、神が存在できるスケールの森を育むことができたんですね。
・・・
 この2万年前の日本と現代の日本とでは、土地のサイズがとにかく違いすぎるんです。
 この巨大な森を擁する広い大地があったからこそ、『もののけ姫』に出てくる“犬神”とか“猪神”が存在できたわけです。

 九州を本拠地としていた猪神の主の“乙事主”というのがいたじゃないですか。
あれは西の方、つまり九州を本拠地としていたんですね。