ガイナックス創業直後の話。

岡田が「靴、ボロボロやないか」と庵野に話しかけたそうだ。
当時の庵野は、ガイナの薄給のせいもあって生活するのもやっと。

会社に借金をするほどの貧乏生活だったため、
靴底が限界まですり減った靴をいつも履いていた。

それを見かねた岡田が、「ボロボロの靴履くな」と2万円手渡してくれたという。
庵野は新品の靴を買い、次の日から会社に履いて行った。

お釣りの8000円を返そうとする庵野に、岡田は「(これで)うまいもん食え」と受け取らなかった。

後日、この話を庵野が岡田にしたら岡田は「覚えていない」と照れていた。