0431おたく、名無しさん?
2018/09/07(金) 10:20:17.93ただ、その宮崎駿も変なんですよ。
宮崎駿は、漫画家としての手塚治虫は凄く尊敬してるんですね。
でも「アニメ作家としての手塚治虫は、もう本当にスケジュールもデタラメだし内容もデタラメだから、
あの人の作品は何一つ意味がありません」というふうに、手塚治虫が死んだときに言うような人だったんですよ。
宮崎駿は。
ただ、漫画家としての手塚治虫は、もう最後の最後まで尊敬していたと。
それで、一番影響を受けた手塚治虫の実質的なデビュー作、単行本描き下ろしの『新宝島』って本があるんですけども。
宮崎駿は、子供の頃にこれを読んで、凄い影響をされたと。
だからもう神格化されてるんですね。
で、もう手に入らないような本だったんですけども。
ところが後年、平成になってから復刊されたと。
『新宝島』の版が見つかって、出版されたんですね。
それを鈴木敏夫が「宮崎さん、これ出ましたよ」って見せたら、宮崎さんは「俺に見せるな!」と。
「俺に近づけるな!」って言うんですね。
それは何でかっていうと、「自分の中で、もうすでに固まってしまっている最高の『新宝島』が崩れるから」
というのが理由だったそうなんですけども。
それぐらい『新宝島』っていうのを、漫画家としての手塚治虫っていうのを神格化していたんですね。
「穢(けが)れる!」って言ったそうなんですけども。
「自分の中の手塚治虫が穢れるから、見せないでくれ」って言ったんですけども。
その宮崎駿と手塚治虫っていうのは、お互いにリスペクトし合うんですけども、嫉妬もし合って。
神格化をしたかと思えば、ほんのちょっとでも気に入らない所があったら、本当にもうボロクソに言うような関係でもあったんですね。
だから、手塚治虫と、宮崎駿と、鈴木敏夫の、この三人のBL関係を誰かが描いてくれたら、俺は絶対にニコ生ゼミで紹介するんでですね(笑)。
もし誰かが描いたら、もしくは「すでに、そういうのがあるよ」というのがあれば、教えて頂ければありがたいと思います。
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この記事は『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』8月26日分(#245)から一部抜粋してお届けしました。