2018年07月11日07:00
テレビでは教えてくれない『スター・ウォーズ』の話3 「本当は10倍ヤバいハン・ソロ」
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51549031.html

 ハン・ソロ役を演じたハリソン・フォードというのは、1942年生まれで、
実はジョージ・ルーカスより1歳年上なんですけども、小・中・高校といじめられっ子でした。

 彼の演じるハン・ソロやインディアナ・ジョーンズ、デッカードなどのイメージからはあまりにも意外なんですけど、
実はかなりいじめられっ子だったんですよね。

 で、また、資料を読むと、そのいじめられ方というのが面白くてですね。
「しょっちゅう丘の上から転がされた」って書いてあるんですよ。なんやねんそれは! どんないじめだ!?(笑)

 アニメや映画の中で、アメリカの学校のいじめのシーンってよく見るじゃないですか。
『シンプソンズ』でも、ミルハウスという男の子がズボンを脱がされたりとか、
学校でソーダを掛けられるとかは見るんですけど。丘の上から転がされるって! それも、小・中・高校ですよ?
「高校生にもなって、丘の上から転がされるって、どんな人生だったんだった!?」って思うんですけども。

 その後、彼は、大学に進学するんですけど、人前ではあんまり喋れなくて、鬱病になってしまいます。
 この時、カウンセリングで「鬱病治療のために演劇をやりなさい」と言われるんですよ。
てっきり「演劇の研究か。それならあんまり他人と話さなくていいや」と思って、
彼は演劇カウンセリングに行ったんですけど、そこで、役をやらされて人前で舞台に立たされたんです。

 ところが、この舞台での経験が彼の中ですごくヒットしたみたいで、
「ああ、人前で演じるっていうのは、鬱の自分というのを見せなくていいんだ」ということで、
すごく気が楽になったそうなんですね。
 それで、演技に目覚めてしまって、22歳で大学は中退して、そのまま結婚しました。
・・・
 それからは、ロサンゼルスに移って、ルーク役に採用される前のマーク・ハミルと同じように、
とにかくどんな役でもいいから欲しくて、エキストラ事務所で7年間の契約していました。

 この契約中にも、いろんな会社からオファーが来たそうなんですよ。
それで、チョイ役として出るんですけども。必ず撮影現場で、監督とかプロデューサー相手に喧嘩をしてしまう。

 もう本当に、ハン・ソロなんですよ、この人。いらんことを言うんですよ(笑)。
 カッコいい感じで、相手に嫌われるようなことをパーンと言って、その結果「明日から来なくていい」と言われてしまう。

 これは有名な話なんですけど、彼は結局、そのまま大工になってしまいました。
 この「なぜそこで大工になったのか?」については、自伝を読んでも書いてないんですよ。
 「まあ、大工でも始めてみるか」といってやってみたら、すごく腕が良かった。
だから、「俺、大工としても食えるんじゃないか?」と思って、おまけに役者とかをやってたもんだから、
ハリウッドの俳優さんの家の建て増しとか、建築する時に、きちんと秘密を守れる大工として重宝されたんですね。