>>55
 たとえばエヴァンゲリオンのオープニングというもの自体が、マジンガーZをすごい参考にしてるんですね。 
 これは、全然 違うように見えるんですけども。

 たとえばマジンガーZのオープニングというものは、ホバーパイルダーが飛んできて、
マジンガーZの頭のドッキングしてから、敵のロボットたちを薙ぎ払って。

 最後は、ホバーパイルダーから降りた兜甲児くんの笑顔で終わるというものなんですけども。

 実はエヴァンゲリオンのオープニングも、首の後ろにドッキングしているプラグを写して、
使徒と戦って、最後はシンジ君の切ないような笑顔みたいなので終わるというですね(笑)。
 ちゃんとマジンガーZの文法を踏まえてるんですよ。

 で、それは何でかっていうと、やっぱりロボットアニメのオープニングっていうのは、
マジンガーZで ある種 極められた所があるので。
 それを崩さないような “自分アレンジ” が、ちゃんと効いてるんですね。

 で、こういうのを見つけるのもエヴァの楽しみの一つなんです。

 その他にも映像だけではなくて僕が「あぁ、これは凄いな」と思ったのが、エヴァの第二話です。
 エヴァの目が、使徒によって頭の後ろまでゴーンと貫き通されたので、血をバーッと吹くシーンがあるんですね。

(エヴァ汁ブシャー)  http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51546785.html

 この大量出血。
 これが何かというと、これもちゃんと原典があって、実はコレは漫画版のデビルマンなんです。
 シレーヌと戦うときに、シレーヌが口からドポッと血を吐くシーンなんですね。

(シレーヌ汁ブシャー)   http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/a/b/aba02dc8.png

 なんでこのシーンがそうだと言えるのかというと、実は横アングルで血を吐くシーンなんて珍しいんですよね。
 右側のコマは主観的な描写。
 デビルマンの見た目線なんですね。
  「やったなデビルマン!」と言ってるんですけども。