2018年04月21日07:00
【4タイプ】理想型の監督:庵野秀明が描くエヴァ・キャラの4タイプは?
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51546786.html

「質問です。もしエヴァのキャラクターを
それぞれ(岡田斗司夫の)4タイプに当てはめるとどんな分布図になりますか?

例えば注目型のシンジと法則型のゲンドウ、司令型のレイと理想型のアスカは、
それぞれお互いにお互いのことを理解できないとか。
そういった人間関係はアニメのキャラでも当てはまりますか?」
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えっとね、庵野秀明というのは、4タイプでいうと理想型なんです。
だから全てのキャラは、理想型の庵野秀明監督の分身なんですよ。

あえて区別するんだったら、例えば赤木リツコさんは、理想型から見たら法則型ですし、
碇シンジくんは理想型から見たら注目型です。
そういうふうに、ちょっとバイアスかかってるんです。

監督は理想型。それゆえ、司令型というのが理解できず、登場しません。
エヴァンゲリオンの登場人物が、実は損得とか、理屈で行動しないというのも、そのへんに原因があります。

そう考えると、本当は、監督と脚本は別の人の方が(リアリティが増すので)いいんですよ。
自分には理解できない行動原理までちゃんと描いてくれるから。

反対に、キャラクターを自分の分身として作れば作る程、(深くなるかわり)そこら辺の遊びがなくなっちゃう。
そうすると、ハマる人は、すごくハマるんだけども、そうじゃない人にしてみれば
「なんでこんな行動取るんだろう?」というツッコミが生まれちゃうのだろうと思います。
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この記事は『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』4月8日(#225)から一部抜粋してお届けしました。