僕は子供の頃から何をやっても「岡田君はすごい」と言われたんですよ。
でもねえ、僕は当たり前のことやってるだけですごいことやってるって自覚はなかったんだ。
ある日担任の先生がクラス全員の前で「岡田君のような人を天才というんだ」と言ったので恥ずかしかった。
それからだよ。周囲のレベルに合わせるためにわざと実力の半分しか出さなくなったのは。

岡田斗司夫作「小学校の思い出」 2007年の講演会にて