2018年冬季五輪の招致に成功した平昌は今後、五輪組織委員会を発足させ、新たに6カ所の
競技場を建設するなど本格的な準備に入る(計画だ)。

 平昌五輪に向けた準備をめぐり、各界からは「平昌は残された期間で『黒字五輪』に焦点を絞っ
て準備していかなければならない」と指摘する声が上がっている。崔文洵(チェ・ムンスン)江原道
知事も、五輪招致が確定した直後のインタビューで「できる限り黒字五輪にしたい」と述べた。

 これまで冬季五輪を開催した都市の中には、後に「借金まみれ」となった所も少なくない。中でも
1998年の長野五輪は代表的な「赤字五輪」に挙げられる。組織委員会は当時、2800万ドル(現在
のレートで約22億5700万円、以下同じ)の黒字を計上したと主張していたが、実際にはおよそ100
億ドル(約8060億円)の赤字だったことが後に判明した。2010年冬季五輪を開催したカナダ・バンク
ーバーも、国際オリンピック委員会(IOC)の支援を受けて一部の施設を建設したが、結局は数十億
ドルの負債を抱える結果となった。



ソース    朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2011.7.9
http://www.chosunonline.com/news/20110709000029

http://file.chosunonline.com//article/2011/07/09/427707147578043469.jpg