私大連、私学助成金の拡充や国立大授業料の上限撤廃を要望

 国内の私立大120校で構成する日本私立大学連盟(私大連)は7日、大学教育の質の向上に向け、国に財政
支援を求める提言を公表した。国から交付される「私学助成金」の拡充のほか、国立大授業料の上限を撤廃して
私大との学費の格差を是正するよう求めた。

 私学助成金は、大学ごとに学生や教員の数に基づいて算出した額を申請し、総額が国の予算額を超えた場合は
予算内に収めるため一律縮減される仕組み。提言では、2023年度の補助額は本来補助されるべき額の56・9%に
とどまったとし、圧縮せずに申請額を全額補助すべきだとしている。
https://mainichi.jp/articles/20240807/k00/00m/040/105000c